森田農園では、「高系14号・土佐紅(とさべに)」をはじめ、さまざまな種類のさつまいもを栽培しています。
ほくほく系やしっとり系など、ぱっと見た目にはわからないのですが、熟練してくると皮の色や形の微妙な違いでわかるようになります。まるで、我が子に双子が居ても、間違わないお母さんのように。
さつまいものできるまで
さつまいもは作業工程は単純ですが、それぞれが長丁場です。
芋は種イモからの栽培ではなく、芋のツルを植え付けて栽培します。この芋のツルを育てている農家さんが数少なく、森田農園では南国市の生産者さんから購入しています。
3月~5月中旬
土づくり・畝たて・マルチ張り
4月下旬~6月
芋のつる植え付け
雨の降りそうな時を見計らっての植え付け。しっかり根付きます。
8月~12月
収穫
森田農園がお届けしたい、さつまいものナイスショット
焼くだけで贅沢おやつ
森田農園、秋から冬にかけての毎年恒例の午前のおやつ、焼き芋です。
焼いただけなのにお菓子みたいに甘いんです!
この黄金色!しっとり感はまるでスイーツポテト。
ツルの植え付け
浅く長くの船底植え。形の良いちょうど良い大きさのさつまいもが出来ます。
雨の日の植え付け
カンカン照りの日はツルが枯れてしまいます。泣き出しそうな空を見つけるとせーの!で植えます。
大きなさつまいも
どうしてもできてしまうBIGなさつま芋の嫁ぎ先は、高知県民はもちろん観光客にも大人気の日曜市のいも天屋さん。ちょうどGW頃が森田農園のお芋です。
美味しいだけじゃない!さつまいものパワー
森田農園で作っているさつまいもは主に、スーパー品種と名高い土佐紅、ほくほくした美味しさの紅はるか、ねっとりが人気の安納いもの三種類。どれも人気の品種です。
美味しいのはもちろんのこと、「野菜を凝縮するとさつまいもになる」と表現した栄養学者がいるほど栄養効果の高い野菜です。
カリウム、鉄、銅、マンガンなどのミネラルを多く含み、ビタミンもバランス良く含んでいます。切ると出てくる白い液は、ヤラピンという樹脂の一種。腸の蠕動運動を促進する働きがあり、豊富に含まれる食物繊維と併せてお腹の中をきれいにしてくれます。
また、さつまいもは根菜なので、葉が虫に食べられても消毒はほとんど不要。肥料も少なめ。草はマルチシートで防ぎます。安心して皮ごと食べて下さい!
お料理アドバイス
実は収穫直後はあまり甘くないんです。温度と湿度をコントロールして保存・熟成させると、でんぷんが糖質に変わります。加熱することでさらに甘みが増すので、蒸す、焼く、揚げると、お好みに合わせて楽しめます。
森田農園ではハムやウインナーと一緒にシチューにするのをお勧めします。さつまいもの甘さとハムの塩加減が絶妙な美味しさです。