森田農園のドライフルーツが関西にお嫁に行きました。
大阪・東心斎橋のワインバー、アンフォラさんに。
森田農園では急斜面で消毒や草刈りもままならない山で、柑橘8種類を栽培しています。
そのためどうしてもキズができてしまい、A品で販売することができません。自宅で食べたり、知人におすそ分けしたりしてもまだ、キズがあるだけで売れない柑橘。
こんなジレンマを持つ農家の方はとても多いと思います。
この想いをなんとかしたい、と今年からドライフルーツの製作を始めたのです。折しも柑橘、特に温州ミカンの皮に高い抗がん作用があると発表された時期でした。
皮ごとスライスして乾燥させた、ただそれだけ。「消毒できない」デメリットが逆に「皮ごと食べられる」メリットに変化しつつあります。日曜市でも県外のお客様がお土産にと、まとめて買って下さることもあります。
今回、貴重なご縁でつながったこの県外発送。
アンフォラさんでは、吉田牧場さんのこだわりチーズと一緒に提供されるとの事です。
遠い食い倒れの街に、初夏の高知の爽やかな風が吹いてくれると嬉しいです。