何度も何度も試作を繰り返しました。
どうしても味に納得がいかず、心が折れそうになりました。無駄にしてしまった生姜と丹精込めて育て収穫した家族に心の中で詫びる日々。
生姜が辛いのは当たり前。一番気をつけたのが「アクの後味」、これを絶対になくそうと考えていました。これでダメだったら諦めよう、と思いながら祈るように丁寧に仕上げ。
‥‥やっと納得のいく品質と味になりました。
サクサクした食感とほんのり香るシナモンの風味。少し辛いけれど、ついつい次へと手が出てしまう、そんな美味しさに出来上がった自信があります。
沢山の方に試食していただきましたが、総じて好感触。本当に嬉しい事です。
先日は、とある繋がりから、茶道のお教室の皆様に試食していただけることとなりました。お茶菓子にするには辛いかもしれませんが、舌の肥えた方たちのご意見を参考にして、フレーバーを増やしてみたいと思っています。